Hola
先月、7月10日と11日に、ブラジルのカンピーナスにて第2回『ワールド・コーヒー生産者フォーラム』 が開催され、フォーラム参加者による最終宣言です。
第2回『ワールド・コーヒー生産者』フォーラム 参加者による最終宣言
2019年7月10日・11日に、ブラジルのカンピーナスにて第2回『ワールド・コーヒー生産者フォーラム』 が開催され、以下が議論されました:
- 第1回のフォーラムでは、世界規模なコーヒー供給における経済的サスティナビリティの必要性について、世界的に認識が高まりました。しかし、コーヒー生産者の報酬向上のため、コーヒーバリューチェーンの他のセグメントからの効果的な取り決めがありませんでした。
- コロンビア大学のジェフリー・サックス教授の研究では、経済的、環境的、社会的な面におけるサスティナビリティの実施を保証するための、コーヒー関連事業の全ての公的機関と民間機関との共同責任をもち、各国で既に実施されている行動に加え、世界的規模の行動(グローバルアクション)を発展するための、コーヒーチェーンの全ての関係者の相互作用の必要性が強調されました。
- 従来のコーヒーの取引を改善するため、新しい技術を開発する機会を与え、生産者と消費者を近づけ、さらに、産地(オリジン)に付加価値を生み出す。
- 需要と供給のバランス、ひいてはコーヒー生産者へ引き合う価格を保証するため、主に生産国と新興国市場(エマージング市場)において、世界のコーヒー消費量の増加を促すインセンティブの重要性。
解決策:
- ビジネスと価格形成に透明性を生み出すため、全コーヒーバリューチェーンに関するデータと情報の提供や追加が可能な技術プラットフォームの構築を促進する。
- 最終消費者へ提供される製品のトレーサビリティとその特異性を通じ、産地(オリジン)の情報入手を容易するメカニズムを開発する。
- 資産管理の専門職化と市場リスクに関する知識習得のため、技術支援と農村事業を通じ、生産者の研修を促進する。
- 主に生産国と新興国市場(エマージング市場)において、コーヒーの消費を促すキャンペーンと革新的な戦略の開発を促進する。
- 「経済的サスティナビリティ」や「原産地焙煎」のような印(ステッカー)、生産者にとって報酬価格に達することが可能にするメカニズム、マーケティング戦略および技術革新を開発する。
- 公的と民間的レベルにおいて、コーヒー分野のサスティナビリティに関する国内計画を策定するよう、各産地(オリジン)に奨励する。
- WCPF(World Coffee Producers Forum)委員会は、これらの戦略を実行するための、法人の設立を進める。
- 次回のコーヒー生産者フォーラムは2021年に開催され、委員会は各国と開催地の調整を行う。
上記は2019年7月11日にカンピーナスにて宣言されました。
コロンビア大学のジェフリー・サックス教授
WCPF のホームページ(https://www.worldcoffeeproducersforum.com.br/en/final-declaration/)または Final-Declaration II World Coffee Producers Forum より英語の最終宣言の確認ができます。
Hasta luego 🖐