HOLA〜‼
FNCのコーヒー研究センターCenicafe(セニカフェ)の研究報告によると、カスティージョ種のコーヒーはCBD(Coffee Berry Disease)に対しても強い抗体を持っていることが明らかになりました。この報告はコーヒーゲノムの研究と分析の結果、確認されたものです。
また、こちらはまだ広範囲な実験を行う前の段階ですが、コロンビア種もCBDに対してかなり強い抗体がありそうだということがわかりました。
一方でカトゥーラ種やティピカ、ボルボン種などはティモール種と掛け合わせた際に受け継がれるCBDに対する抗体が欠けています。
この研究のチーフであるカルロス・マルドナド氏は「カスティージョ種がCBDに対して抗体があったという発見は、コーヒーゲノムの分野の研究において非常に大きな意味があります」とコメントしています。
コロンビア農業研究所(ICA)をはじめ、国際および国内の担当庁は、植物の病気が拡散するのを防ぐため、数々の対策やプロトコルを採用しています。
とはいえ、年々増える旅行客や荷物の移動などにより病源菌の到来を防ぐことは非常に難しくなっています。
そのような状況の中、‘60年代終わりごろよりCENICAFEは国内に病気を持ち込まないための予防対策をとっています。例えばさび病はブラジルには1970年に到達していたのに対し、(当時ブラジルはアフリカとの直接取引が多かったことも原因として考えられますが)コロンビアでは1983年まで症例は確認されませんでした。
いずれにしても今回の実験でCBDやさび病に対して比較的強いとされた品種はタビ、コロンビア、カスティージョの三種で、生産者は今後農園の木を植え替える際にこの情報を念頭におくことが重要となってくるでしょう。
CBD(Coffee Berry Disease)とは:
CBD(Coffee Berry Disease)はColletotrichum kahawaeという菌によって引き起こされるアフリカ起源の病気で、幸いアメリカ大陸ではまだ確認されていません。
この病気は非常に攻撃性が強く、感染すると直接コーヒーの実に害を及ぼします。最悪の場合、生産量の80%にまで影響が及ぶといわれています。
Hasta luego✋