コロンビアコーヒーと女性生産者たち
2015.10.13 / FNCの活動
コロンビアではコーヒー生産の25％は女性の手によってまかなわれています。
特にプレミアムコーヒーの生産に携わる女性は年々増えてきており、今年の国際品評会『カップ・オブ・エクセレンス』では女性生産者、Astrid Medinaさんが最優秀賞を獲得しました。現在では自分の農園のコーヒーを世界市場に直接送り出しています。
今月15、16日に開催されるコロンビアコーヒーの博覧会『ExpoEcpeciales※１』の中でインターナショナル・ウーマンズ・コーヒー・アライアンス(IWCA)第４回会議が開かれ、「コーヒーとビジネス：障壁を乗り越えて」というテーマでセミナーが行われます。国際規模のイベントにおいて、コロンビアコーヒー産業を支える女性の活躍を報告するよい機会となりそうです。
IWCAは2003年にコーヒー生産に携わる女性の生産技術と地位向上、持続可能な社会生活の実現を目的としてコスタリカでNPO法人として設立されました。現在ではニューヨークに本部を置き、コーヒー生産国の6割である17カ国が加盟しています。生産者のみならず、輸出入業者、焙煎業者やバリスタといった、コーヒー生産の全ての過程に関わる女性たちが参加しています。
※１ 『ExpoEcpeciales』…コロンビアをはじめラテンアメリカ、カリブ地域のスペシャルティ・コーヒーに特化した展示博覧会。毎年、着実に来場者を増やしており、またイベント内で行われるセミナーの内容が非常に充実していること、レベルの高い商談がのぞめることなどからコーヒー業界では注目を集めている展示会のひとつ。
今年の開催は10月15、16日で、コロンビア国内外のプレミアムコーヒーが展示され、最新のトレンドや技術革新などが紹介される。
http://www.expoespeciales.com/index.cfm?intIdioma=2&StrIdioma=en （公式サイト/英語）
