本ブログでも数回に亘ってお伝えしている『カップ・オブ・エクセレンス2015』の最終選考が先日、トリマ県イバゲ村で行われました。
今回ファイナリストに残った59の候補者の一人、アラセリー・バレロさん(サンタンデール北部エラン村出身、58歳)は最終選考を前にこう語りました。
「この大会への参加を決めたのは私たちの産地に箔をつけるため、家族の生活をより良くしたいと考えたからです。」
他のファイナリスト候補者と同様に、アラセリーさんも今回初参加ながら上位を狙っていました。「今回は自分たちの努力して作ってきたコーヒーがどこまで評価してもらえるか試してみるために参加しました。もちろん上位に残りたいですね。」
他のコーヒー農家と同様、アラセリーさんも3ヘクタールの小規模農地でコーヒー(カスティージョ種)を育てており、生産のすべての過程を自分たちで行っています。「種まきから収穫をしてコーヒー豆にするまで、つききりで世話をしています。」
アラセリーさんは夫を通じてコーヒー生産に関わるようになりました。彼女の住む地域では渇いた気候が特有ですが、気候の多様性に対応した品種を取り入れた農園の改良が非常にうまくいったといいます。「もっと早くに取り組むべきでした。私たちの農園ではかれこれ6年前から改良を始めました。ここでは水分が少ないので夏、大変な時期もありました。」
また、これまでコーヒー生産で一家を養ってきたことを振り返り「私たち家族はコーヒーを育てることで30年間生活してきました。息子を進学させることもできました。現在二人が学生で、あとの二人はもう独立しています。」と語ってくれました。
コンクールで85ポイント以上取得した31ロットのコーヒーは、4月23日にオークションで販売されます!
Hasta luego✋