みなさん、こんにちは!
ご存知のとおり、コロンビアでは最高品質のコーヒーを作るべく、毎日おしみない努力をしています。
私たちのコーヒーは消費者のみなさまに最高の香り、風味をお届けするため、そしてみなさまが幸せなひとときを過ごしていただけるように、一粒ずつ細心の注意をもって手摘みしています。
さて、こうしている間もコロンビアのどこかで生産者が収穫をはじめているところです。
今日は世界中に届けられる最高級のコロンビアコーヒーの生産についてこんなアドバイスがあるということをみなさまに少しだけお話します。
「コーヒーの品質は栽培のときから決まります。」
つまり生産過程の全ての部分はコーヒーの品質に影響する、ということです。
種を選ぶところからはじまり、肥料のやりかた、収穫、そして出荷まで。品質管理というのは物事をはじめから最後まできちんとやる、そして常にそれを心がける、ということです。
栽培:植物に肥料をやる、というのは基本中の基本です。この段階ではまずコーヒーを育てる土壌の成分について把握をしていることが不可欠です。
種の識別ではさび病や虫食いなどについては特に厳しく検疫します。農薬の使用についてはその安全性と適性について注意します。
収穫:栽培地によって気候が異なるため、同じ時期でもコーヒーの実の成熟度は一定ではありません。実を摘むのに最も良いのは成熟した状態です。収穫時には連なった実の中から赤く成熟したものを選んで摘みとります。緑で熟していないものは渋みがあったり、重さが少なかったりという欠点があります。その結果、美味しくないコーヒーを売ることになり利益も減ってしまうことになります。
脱穀:脱穀(果肉をとる作業)は清潔で完璧な設備の元で行わなければなりません。脱穀は豆が新鮮なうちに10時間以内に取り掛からなければなりません。豆はそのままおいておけば腐ったり、劣化したりしてしまいます。とれた果肉と豆を選別するためのサランダと呼ばれる器具があると理想的です。
発酵:発酵にかかる時間ついては地域によって14〜18時間と大きく異なります。これは農園付近の気温や標高による差です。発酵には状態がよく、清潔な水槽を使います。
水洗:水洗に使う水はコーヒーの品質に大きく関わってきます。清潔な水を必要な分だけ使うようにしましょう。環境保護の面でもこれはとても重要なことです。
乾燥:販売にだされるコーヒーの湿度は10-12%以内でなければいけません。これは倉庫に格納しておく間カビや、その他の微生物が発生する心配がないとされているレベルです。
梱包、格納、運搬:全ての段階において、清潔を保つことは大前提です。梱包に使う資材、貯蔵庫、運搬に使う車、等は必ずきれいで、よい状態であること。些細なことでもコーヒーの品質に影響してしまいます。
はじめにお話ししたとおり、コロンビアコーヒーは50万世帯以上の生産者たちの毎日の努力が積み重なって生まれるものです。
コーヒーの市場価格が上がったこと、ヘクタールあたりの生産量が増えたことは農園が改良されたことの結果です。FNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)が打ち出した品質向上の方針と相まって、品質のよいコーヒーの生産を増やすことができ、生産者の収入を向上させることができました。
それでは、Hasta luego✋