「コーヒー生産地の文化的景観」の続きです。
今回は『コーヒー農園のカエル』。
前回に続き、この地域の環境についてのお話です。
コロンビアのコーヒー産地には豊かな自然と生態系があることをお話しましたが、現地のコーヒー生産者たちはどのようにしてコーヒー栽培を開発してきたのでしょうか。
『開発→自然破壊』のイメージがありますが・・・。
実はかねてからコロンビアは環境保全に非常に熱心に取り組んでいるのです。
コーヒー栽培を拡大することも大切な目標でしたが、「今も、未来も」環境を保全していく、という視点を持って日ごろより研究や活動が行われており、また着実に実現されていることから世界的にも注目をあびています。
2009年に文化省から「コーヒー生産地の文化的景観地域のマネージメントプラン」というものが発表され、その中でも環境保全を念頭においた開発をしていくことが明記されています。
実際にはFNC(コーヒー生産者連合会)のスタッフが中心となって、生産者たちを対象とした環境保護について学ぶワークショップやアンケート調査などが頻繁に実施されています。
コロンビアではこういった活動に公共機関や行政機関も積極的に参入しているところが特徴的だと思います。
続く・・・
Hasta luego✋