UTZ認定とは農業の持続性を支援し、経済、社会、環境に優しい作物を増やそうという趣旨で制定された基準で、現在では世界的な認知度も高まり、非常に重要な役割を果たしています。
4C連合とは同様に持続可能性を重視したコーヒー生産者による組合ですが、他の特別認定・基準を定めた連合と比べて加入もしやすいため、持続可能な生産に興味のあるコーヒー生産者が始めに参加する連合となっています。
コロンビアではFNC(コーヒー生産者連合会)が4CからUTZへいわゆるステップアップ をするためのガイドラインを作りました。
FNCは4CとUTZの内容に共通する部分に着目し、UTZのレベルに到達するにはどの点を改良していったらよいか、またその改良のためにはどのような段階をクリアしていけばいいのかをガイドラインの中で具体的に明示しています。
このガイドラインについてUTZの代表Groot氏は「他のコーヒー生産国でも批准されるべきだ」 と高く評価しています。
ガイドラインの実践についてはFNCの技術支援スタッフが重要な役割を担っており、こちらも同様に高い評価を受けています。
4Cに参加し持続可能な生産に対して意識の高い農家は多いので、今後このガイドラインを通じてUTZ認定の農家が増えることが期待されています。
UTZ認定を受けることは結果として生産者の収入を上げ、さらには生産者の家族の生活環境や教育を改善することにもつながります。
UTZについてもっと知りたい方は: https://www.utzcertified.org/
4Cについてもっと知りたい方は(英語): http://www.4c-coffeeassociation.org/
消費者の認識・支援が不可欠となります。