昨年度のコロンビアにおけるコーヒーの生産量は前年度から41%の伸びをみせ、1,090万袋(1袋=60kg)で一年の幕を閉じました。これは過去36年間で最高の記録となり、ブラジルとベトナムに続いてコーヒー生産国第3位のポジションをしっかりと保持した形になります。
コロンビアは近年、コロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)が中心となってコーヒー農園の改善、コーヒーの木の改良に積極的に取り組んでおり、その結果が徐々に形になってきているといえます。
特にさび病に強い品種の開発は効果を挙げており、この5年間で28億本のコーヒーが植え替えられました。
「2014年度もさらなる成長を続けられることが望ましく、また、そうなることで不安定な市場での価格も落ち着くだろう。」とFNC代表のムニョス氏はコメントしています。
一方でコロンビアコーヒーの輸出量は年間970万袋を記録し、こちらも前年比35%増となりました。コーヒーの輸出量が生産量に比例して伸びてきていることで、海外の顧客のコロンビアコーヒーに対する需要に応えられるようになってきた、といえるでしょう。
実際に世界でも最高品質のコロンビアコーヒーへの注目は高まってきており、商談のためにコロンビアを訪れるバイヤーの数も増えています。