IPCC(気候変動に関する政府間パネル)議長であり、2007年のノーベル平和賞を受賞したラジェンドラ・パチャウリ氏がボゴタで行われた気候変動についてのフォーラムに参加した際、リサラルダ県のコーヒー農園と、カルダス県チンチナの Cenicafe(国立コーヒー研究センター)を視察しました。
パチャウリ氏はエルニーニョやラニーニャによる気候の変化がコーヒーの生産に与えた影響に対しても非常に興味をもち、技術支援スタッフやCenicafeの研究員たちと言葉を交わしていました。
また、Cenicafeでは気候変動に対する事前対策としての品質改良や副産物(殻や樹液、樹皮など)の再利用の研究について、とても感銘を受けた様子でした。
パチャウリ氏は視察後「生産者と研究者の繋がりが強く、小規模の農園が成長するための情報提供やきめ細かな監視システムなど、技術支援のサービスなどがとても良く機能していますね。そして生産者に上手く利益が還元されるようになっています。このような相互援助関係は他の国では見たことがありません。」と述べており、「このような社会システムがうまく機能すれば都会と地方の経済格差の問題が解消でき、平和な社会の実現に近づけるでしょう。」とノーベル平和賞学者にふさわしいコメントで締めくくりました。
それでは、Hasta luego✋