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FNCがプログラムの舵を取る、ということ自体がコーヒー生産者にとって保証になります。なぜなら彼らに企画を持ち込む時点で、コーヒー産業を改善する機会をあたえるものだということがわかっており、私達も確信を持っているからです。FNCは生産者の期待に応えるだけの力がありますし、生産者はFNCの運営する制度に確固たる信頼を持っています。

栽培管理が厳しいとされている国際的な規定のもとでコーヒーを生産するということが、結果としてFNCによるサポートや支援サービスに加えて、プラスαの利益を生み出すことをコーヒー生産者たちも理解しています。


 

レインフォレスト、フェアトレードなどの国際認証はそれぞれ多かれ少なかれ　経済、社会、環境という、持続可能性の基本となる三本柱と関係しています。社会的な面ではFNCは生産者のグループや団体をまとめる役割を担います。国際的な規定に従いフェアトレードやオーガニックなどの認定を受けることは、コーヒーをプライム価格として売る事ができ、利益が上がるというメリットだけでなく、さらにこの組織力を強め、また、その利益を組織へと還元できることになります。

どの認定についても付加価値がつき、それはコーヒー生産者の励みになります。そしてこの企画が永続的なものであり、コーヒー生産への投資を保証するものとなります。さらに全てのプロジェクトは教育システムと結びついており、生産者は自分の参加する認定規格についてもっと深く知りたければそういった施設で自ら調査し、学習することが出来るようになっています。


 

スペシャルティコーヒーについてFNCに与えられる大きなミッションのひとつは、宣伝営業活動を通じて認定を受けたコーヒーに対してより多く支払う顧客を見つけるということでしょう。認定や規定の増加はFNCによって販売されたサスティナブルコーヒーの量と切り離しては考えられない関係です。売らなければ成長は出来ません。私たちは宣伝営業活動の中で認定農園の製品が認証ラベルに見合うものであり続けるように努力しています。ご存知のとおり、「到達すること」より「そこに留まること」の方が難しいのです。認定や規定を受けた農園が増えることは大きなゴールですが、重要なのはその後も各自がどのように伸びていくか、という点であることをFNCも自覚しております。一度認定を受けた生産者はその認証ラベルに見合うだけのクオリティーを追求していかなければなりません。