Cup of Excellenceの優勝者に関する記事を抜粋してお伝えします。
90.85点のカップポイントで、ナリニョ州・ブエサコ市のマリア・エテルビナ・ディアス・デ・ロペスさんと息子のネルソン・ルイス・ロペスが、COE2012を優勝しました。
マリア・エテルビナ・ディアス・デ・ロペスさんのコーヒーの高品質というだけではありません。亡くなってしまった彼女の夫が始めた、家族の遺産でもあります。
マリアさんのコーヒーは標高2100mに位置するブエサコ市の農園で作られます。
「ずっと田舎が好きだったので。夫とコーヒー作りを始めた当初はうまくいかず、だめにしてしまうことも多かったです。少しずつ収穫量を増やし、今回の嬉しい事もあって更に美味しいコーヒーを作り続けます。」と、結果を聞いた時マリアさんは言いました。
アメリカのThe Alliance for Coffee Excellenceの規定によりこの会はFNCがスポンサーし、コロンビアでの高品質なコーヒーの生産を促しています。
関節炎で悩み、コーヒー農園の大部分の仕事は息子さんに任せていますが、今でも農園に出てコーヒーの様子を見ています。
ロペス家は以前もCup of Excellenceに参加しましたが予選の150組と、あまり良い結果を残せませんでした。
今回の成功に大きく貢献したネルソンは「今回の賞はコーヒー生産者として最高の賞です。幸運に感じます。やる気がもっと湧いてきました。」彼の9才と4才の娘も、この家業を継いでくれると願っています。
自然環境は高品質なコーヒーの生産に大きく影響しますが、国際審査のメンバーは人間の手の働きも非常に大事だと述べています。コーヒーチェリーを青でもなく熟しすぎてもいない完璧な時に摘み取る、皮を丁寧に取り除く、陽の光での乾燥など、人間の手にしかできない部分をマリアさん一家は大事に行ってきました。
マリアさんと同様に自分たちのコーヒーに愛情を注ぎ、COEのオークションに参加する29人のコーヒー農家は、コロンビアコーヒー農家が目指すところでもあります。農園ごとにはっきりと異なるコーヒーはFNCのプログラムであるマイクロロットでも見られ、より品質にこだわる方へのFNCのコーヒープロファイルでもあります。