HOLA❗
今回は、コロンビア三井物産有限会社の食品部で長年ご活躍された
アンドレス・キタ氏の記事です。
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私は1972年東京大学を卒業しまして、大学で学んだスペイン語の練習のために
コロンビアへ来ました。3年程で日本に戻る予定が、どっぷりコロンビアに魅了され、
既に40年以上この土地に住んでいます。
移住5年目にボゴタ出身の女性と結婚し、以来35年間、人生を共に歩んでいます。
〜コーヒーの世界に熱中〜
コロンビアに到着直後から、コーヒーの世界に没頭しました。
三井物産株式會社は1968年にコロンビアに事務所を構したが、それ以前はエージェントを
介して展開していました。
私は1972年に三井物産株式會社に入社しました。
当時は日本車とコロンビアコーヒーが物々交換されていた時代でした。
1985年に三井物産株式會社がコロンビアにコーヒーの研究所を設立し、以降コーヒーのテイスティングが私の業務になりました。三井物産株式會社は、コロンビアコーヒーの世界最大級のバイヤーです。コーヒーに没頭した日々のおかげで、コロンビア、日本、そして世界のビジネスの非常に包括的かつ鮮明なヴィジョンを持つことが出来ました。
〜日本と米国の市場〜
歴史的に、日本市場で最も一般的なブレンドには、コロンビアコーヒーが約20%使用されています。他にはブラジル、中米、アフリカ、インドネシア、ベトナム、などの産地のコーヒーがブレンドされますが、コロンビアコーヒーの香りはブレンドには不可欠と言えます。
日本のコーヒー消費量は年間700万袋で、アジア最大の消費国。人口が減少し始め、ますます品質が要求されていると感じます。消費量は現在のレベルを超えることはないでしょうが、現状の700万袋の品質を上げることが今後の課題です。
したがって、スペシャリティコーヒー、認定を持つコーヒーやマイクロロットコーヒーなどの差別化を図れるコーヒーが、日本市場で拡大が期待できるエリアだと考えます。
米国市場については、競争がとても激しいため、日本の商社は品質とサービスの差別化でコロンビアコーヒーの販売を拡大しています。
〜FNC 信頼性の高いサプライヤー〜
コロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)は高い信頼を置けるサプライヤーです。
FNCの人々は非常に真面目で、常に私たちのことを助けるくれます。おかげで三井物産株式會社とFNCのビジネス関係は50年以上にわたって続いています。
私は一人のコーヒーの愛飲家として、カウカ、ナリーニョとウイラが特に好みです。
〜コロンビアの風景とその人々〜
仕事上、コロンビア国内のさまざまな地域を訪問てきました。
ナリーニョの南部からサンタ・マルタまで、バラエティ豊かな風景のコーヒー農園が続きます。
コーヒー農家はとてもフレンドリーで、今までコロンビア人と揉めたことはありません。
コーヒーの景観としては、アンティオキア、カルダス、リサラルダ、キンディオとヴァジェなどの、中央エリアがとても美しいです。
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インタビューの後、キタ氏は13階のオフィスの窓から見渡せるボゴタを見ながら「ここからの景色も素晴らしい」とつぶやいておりました。
ご協力ありがとうございました!
Hasta luego✋