① 簡単な自己紹介とお仕事/御社の業務内容を教えてください。
鈴木太郎 1969年生まれ 東京農業大学卒 既婚
業務内容:コーヒー豆の販売、喫茶業
② コーヒーに関して・・・
栽培を通して、土からお金まで、土曜日から始まる金曜日までのシフトのような人生で休む事を忘れそうです。
人の関わりによるファクターが多い職業なので、ボクに関わる人々を幸せにしたいと思ってます。
③ コーヒーとの出会いのエピソードを教えてください。
そもそも、家業がコーヒー屋だったので定かではないのですが、小学校低学年時祖母にネルでコーヒーをいれ、ダメ出しされ悔しかった
④ 一日にどれくらいコーヒーを飲みますか?
⑤コーヒーを飲むときに欠かせない物は?
余裕
⑥コーヒーを飲む最適な時間はいつですか?
相手がいればいつでも
⑦美味しいコーヒーの特徴とは?
甘く、大きなボディがある
⑧あなたにとってコロンビアコーヒーはどんなコーヒーですか?
嫁に出す娘と一緒に、嫁ぎ先に出向いた先の家業の商品のような
既に他人ではない
⑨鈴木様はコロンビアに農園をお持ちですが、他国ではなく、なぜコロンビアをお選びになられましたか?
出会いとか、タイミングとか、人生の巡り合わせで
⑩コーヒーを栽培する上で、最も気を付けているポイントは何ですか?
⑪コロンビアの農園での成功・失敗・驚いた・感動したエピソードをお聞かせください。
-エルニーニョと大豊作を伺わせる美しい大きな開花、その後のサビ病による農園のコーヒー全滅と再生。
2008年にリーマンショック起因の原油高が窒素肥料の高騰を招き、ラニーニャという大雨異常気象で窒素肥料をいくら与えてもコーヒーに行き渡らない残念な状態が続いた。
翌2009年エルニーニョというコロンビアでは干ばつに近い異常気象になり、農園始まって以来の大開花が2010年の大豊作を約束していた。
その矢先、コロンビア南半分を覆うサビ病の大流行した。
驚きは、我が農園もコーヒーの樹に葉が一枚もない状態になった。
泣きながら手の豆を潰しながらコーヒーの樹をひたすら引き抜き再生を誓い
おいしいコーヒーを植え直し、今その時のコーヒーが初収穫を迎えました。
–農園管理人の裏切りと新たな管理人の選定、家族の信頼関係と涙。
リーマンショック当時、わたしの父が雇い入れた管理人は先物取引などで破産状態になり突然姿をくらました。と同時に給料の未払いでコロンビア国内でサザコーヒー農園が訴えられた未払い賃金と引き換えに農園を接収する内容で年末に期限の迫るクリスマスにコロンビアへと出向き想定外の賃金の支払いを済ませた。その後、農園関係者を全て解雇しはじめて私がコロンビア人を雇った。
離婚歴がなく家族があり子供がおり、まじめそうな面接のその日が誕生日の知的な感じがする男。
彼はとてもまじめだったが、若い婦人はそうでもなかった。
スペイン語で相談を受け、スペイン語で語り合い、スペイン語で一緒に泣いたりした。
日本人の社員と同じように彼の生活もうまく行くように今も祈っている。
また、このプロジェクトを最初から挫折しそうになった時にも自分のコンディションが悪い時にでもサポートしてくれているコロンビア人のボクの父、モレノ博士に心底感謝をしている。
農家でもあり、焙煎・販売業者でもある株式会社サザコーヒー。
大変貴重な体験談、ありがとうございました。
鈴木専務はFNC東京事務局50周年記念ビデオにもご出演頂いておりますので、ぜひご覧ください!
http://www.youtube.com/watch?v=WbMBMU7xNJM;index=2&feature=plcp
Hasta luego✋