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コロンビアコーヒーの産地は北から南まで広範囲に渡るため、各地域によって栽培方法も味の特徴も異なりますが、生産過程やその味の良さが他のものより品質が高いと評価されると「スペシャルティ・コーヒー」としてワンランク上の製品になります。

「スペシャルティ」にふさわしいかどうかは消費者の評価にゆだねられています。

コロンビアコーヒーの生産は栽培から収穫まですべて人の手によって行われるため、より高い品質のコーヒーを消費者に提供するためには並々ならぬ努力と決め細やかな研究が必要です。そうして作られたコーヒーの中で酸味、コク、風味のバランスが「他のコーヒーとは違う」と評価されて初めて「スペシャルティ」の地位を確立でき、スタンダード・コーヒーよりも高い値段で売ることができるようになります。

 

スペシャルティ・コーヒーに付けられた付加価値は生産者のもとへ還元されます。

スペシャルティ・コーヒーには生産地に着目した「オリジン・コーヒー」、豆の大きさによる「プレパラシオン・コーヒー」、そしてその生産過程や環境保護によって厳選された「サスティナビリティ・コーヒー」など、大きく分けて三種類のカテゴリーがあります。もちろんこれらのカテゴリーのうち、ひとつ以上に当てはまる豆の種類もあります。

そのクオリティは現在世界的にも高い評価を受け、今では年間100万袋以上のスペシャルティ・コーヒーが出荷されています。