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  • 「コーヒー生産地の文化的景観」 その⑤

    2014.02.27 / コロンビアの世界遺産 

    HOLA!

    「コーヒー生産地の文化的景観」
    のお話の続きです。
     


    今回は『山』。

                                   
     

     

    この黄色と紫で着色してある部分が「コーヒー生産地の文化的景観」にあたる地域です。

    こうしてみると、本当にアンデス山脈に沿って分布していることがわかりますね!

     

    「コーヒー生産地の文化的景観」の中心となっているのが地図の中ほど、北から南に並ぶCaldas(カルダス)、Risaralda(リサラルダ)、Quindio(キンディオ)、そしてその南西に位置するCauca(カウカ)です。

     

     
     
       

    ↑カウカ渓谷。

     


    ↑アンデス山脈。

     

    ではどうしてわざわざこのような高地でコーヒーを作るのでしょう?

     

    実は高地の方が、より良質のコーヒーになるからなのです。

     

    どうして?

     

    高地では気温が低いため、コーヒーの実は糖分をたくさん含んでゆっくりと育ちます。

    さらに日中と夜間の気温差が大きく変化するため、この気温差のストレスが植物に糖分を作らせる原因となるのだそうです。

     

    生豆に含まれる糖分の一部はローストされる間に酸味となり、香り成分となります。糖分はコーヒーの酸味のもととなると同時に甘みも強くします。

     

    もうひとつのメリットとして、標高の高いところでは土壌は火山灰を多く含んでいます。火山灰は植物にとって根を伸ばしやすく、また保湿力に優れているので乾季でも植物に十分な栄養を与え続けることが出来ます。この土質はコーヒー栽培には最適です。また火山灰は硫黄を多く含んでおり、この硫黄は植物に吸収され、そして実を形成する段階でコーヒーの香りのもととなります。

     

    なるほど!

     

    コロンビアのコーヒーが美味しいのは、アンデス山脈のおかげなんですね〜。

     

    ☆「高地で育つコーヒーが美味しい理由」についてもっと詳しく知りたい方は「モレノ博士の講義」を見てみてください。

    http://youtu.be/rH3WriqvzsE

     

    続く

    Hasta luego✋


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