コロンビアからニュースです!
2013-14年のコーヒーの生産高と値上がりの傾向について
以前にもご報告した通り、2013年のコロンビアコーヒーの生産量は前年を27%上回るという非常によい結果を出すことができました。
これは生産者の努力と、コーヒー農園の計画的な改良がうまく実を結んだためといえます。
コロンビアでは2008年から約30億本ものコーヒーの木を、より生産力の高いものに植え替えてきました。
さらに、気候の変化やさび病に強い改良種の導入も進みました。
2008年の時点では農園に占める改良種は30%ほどでしたが、現在では60%まで入れ替えが完了しています。
以上の技術面での改良が成功したことに加え、2013年は安定した良い気候にも恵まれたので、最終的には1090万袋(60kg/袋)という記録的な生産高へとつながりました。
コーヒーの値上がりについて
コーヒーの国際的な価格は市場、為替、気候によって大きく左右されます。
コーヒーの価格が下がるということは、生産者にとって打撃となり、持続可能性を脅かすものとなります。
国際コーヒー機関(ICO)に発表よると2014年のコロンビアコーヒーの価格は回復の傾向をみせ、組合にとって希望のもてるものとなりそうです。
コーヒーの値上がりの要因は二つあります。
ひとつはコーヒー生産大国であるブラジルが降雨量不足のため、生産量が低下していること。この傾向は2014-15年も続くであろうと予想されています。
もうひとつは中米で流行しているさび病の影響が、いまだに根強く残っているということです。2013年の10月から中米からのアラビカ種輸出量は前年より33%下落しています。
ICOによると2013-14年のコーヒー全体の生産量は0.5%伸びるものの、アラビカ種に関しては3.8%、落ちると予想されています。
対照的にコロンビアでは近年、気候の変化やさび病への対策に力を入れてきたため、これらの影響を最小限に抑えることができています。
中南米全体の生産力が落ちることでアラビカ種コーヒーの価格が上がり、安定した生産量のコロンビアが注目されています。
それでは、Hasta luego✋