『ExpoEspeciales 2014』のコーヒーカッピングの国内選手権にて、アンジェリカ・マリア・アロジャベ・コルドバさんが過去4度の挑戦ののち、見事初優勝を果たしました。優勝によせて、このようにコメントをしています。
「カッピングではコーヒーのプロファイルを正確に分別することが求められます。そのために感覚能力をはじめ、自信を持つこと、知識、冷静さ、創造力、判断力の速さ、日ごろの訓練などが大切だと思います。」
マリアさんはこの後国際選手権のため、スウェーデンへと旅立ちます。
2位はフリーズドライコーヒーのメーカーである「Buencafé」の製造部門で働くアレハンドロ・リベラさん、3位は「Racafé」のフアン・セバスチャン・ゲバラさんでした。
今年はコーヒー生産者、コーヒー輸出業者、生産者組合のメンバーなど、さまざまな分野から前回より35名多い81名の参加がありました。
見事優勝したマリアさんはカルダス県、リオスシオの出身の34歳。農学エンジニアとして西部高地のコーヒーの品質管理の分野で働いています。
生産地への技術支援を通じてコーヒーと関わり合うようになったのが8年前。数年前からマニサレスで行われるコンクールで頭角を現してきました。
「これまで目標にしてきたことが現実になりました!カッピングというのは誰でも始められ、プロになれる職業だということを身を持って証明できました。そして女性にも平等に機会が与えられる専門職です!」マリアさんは4分11秒で8カップ中8カップを正確に当て、一位が確定した瞬間にこのように述べました。
『ExpoEspeciales』の最終戦では、9名の挑戦者にはそれぞれ3カップが8セット用意されます。3カップのうち、1つだけ種類の違うものが混ざっており、それを選び出すのが課題です。短時間で多くの正解を出した選手が勝ちとなります。
このようなカッピングの大会はコロンビアの付加価値コーヒーの良いプロモーションの機会となっています。コーヒーの品質・価値をランクアップさせ、その売り上げ利潤で生産者の生活を改善するという図式がしっかりと組み立てられてきています。
それでは、Hasta luego✋