FNC コロンビアコーヒー生産者連合会とAlmacafe(アルマカフェ)が企画する「FNCマイルドコーヒースペシャリスト養成講座」に今年は日本企業から16名が参加し、無事研修が終了しました。
コースの閉会式は首都ボゴタにあるFNCの本部で行われ、参加者たちはFNCの役員から修了証とマイルドコーヒースペシャリスト証明書、そしてコロンビアコーヒーの品質と厳選な管理を意味する銀製スプーンが授与されました。
閉会式の締めくくりにはコロンビアコーヒー生産者の代表のフアン・バルデスがサプライズで登場しました 。フアン・バルデスはアジアでも人気があり、参加者はこの機会をお楽しみいただきました。
日本企業を対象にした本研修コースはFNCによって11年前から行われており、日本のコーヒー業界との有効な関係を築くのに役立ってきました。コースは二週間で、テイスティングだけでなく、コロンビアコーヒーの生産についてなど、現地でしっかりと学べる内容になっており、すでに150人の日本人エキスパートを輩出しています。
コースプログラムの一部として参加者たちはコーヒーの重要な産地のひとつであるウィラを訪れ、FNCコーヒー技術センター・セニカフェ(Cenicafe)や、ブエンカフェ(Buencafe)フリーズドライコーヒーの工場、FNCのコーヒー管理施設アルマカフェ(Almacafé)などを視察しました。
小川珈琲の久保さんは「社内では開発事業に従事しています。調味料や香料の原材料としてコーヒーを使用します。日本の市場では味や香りの注目度が高いのですが、生産国のサスティナビリティについての興味も高まっています。生産国のサスティナビリティは優良な製品の、安定した供給を保証します。今回このコースに参加して、コーヒー生産者の組織が持続的な生産のため、そして品質の良いコーヒーを作るために様々な努力をしているのだということをしっかりと学ぶことができました。」と感想を述べています。