カンザス州大学の官能分析センターでの分析の基づき、コーヒーのカッピング(テイスティング)に使用される110の味、アロマ、テクスチャーの語彙をまとめ、またその強度を15段階の数字で表現した内容になっています。
今まで、コーヒーのカッピングの表現については基準が統一されておらず、カッパーが自由にコーヒーの味、アロマ、テクスチャーを表現していました。そのために同じコーヒーでも飲む人が変わると表現が変わってしまい、さらにその表現をそのまま商品の宣伝やパッケージに使用することも多いため、曖昧な説明で混乱を招きかねない点が懸念されていました。
この語彙目録は上記の問題を解消するため、そしてコーヒーの品質をより深く理解するためにまとめられました。
語彙の編纂にあたってはSCAA(米国スペシャルティコーヒー協会)の他、多数の専門家、コーヒーのバイヤー、焙煎業者が参加し、かつてない大規模なプロジェクトとなりました。
本語彙目録は20年ぶりに改定された『Coffee Flavor Taster’s Wheel』の基準にもなっています。
英語のみですが、個人使用にインターネットからダウンロードもできるようになっております。ご興味のある方はこちらからどうぞ。
Hasta luego✋