FNCコロンビアコーヒー生産者連合会のロベルト・ベレス総裁は、今月はじめから数日間日本に滞在し、日本のコーヒー業界の商社、コーヒー飲料のメーカー企業、主要焙煎業者、全日本コーヒー協会、日本スペシャルティコーヒー協会を訪れ、各代表と会談しました。
ベレス総裁は各代表に対し、日本でのスペシャルティコーヒーの消費が比較的高いことに触れながらスペシャルティコーヒーの売上は生産者の生活環境の改善に大きな利益をもたらすことを説明しました。
また、ベレス総裁の滞在を機に経団連によるコロンビアの経済についてのセミナーが行われました。
ベレス総裁は日本とコロンビア両国間で今後共同事業の発展が期待されること、そのためには両国間のTLC(自由貿易協定)を一刻も早く締結する必要があることを強調しました。
過去にFNC東京事務局で勤務、そして日本でコロンビア大使も務めたことのあるベレス総裁は各業界の代表に大変な熱意を持って受け入れられました。アジア市場についての知識と経験を生かし、これからも日本との事業の発展に貢献できることが期待されます。
*コロンビアコーヒーと日本市場
日本の昨年のコロンビアからのコーヒー輸入量は130万袋(1袋/60kg)以上で、コロンビアコーヒーの対輸出国としては第2位になります。
また、日本は現在世界でも第4位のコーヒー消費国で、特に品質のよいコロンビアコーヒーを好む傾向があります。また、缶コーヒー、パック入りコーヒーなどの出来合い製品の消費が多いことも日本市場の特徴です。高品質のブランド豆を使用したコカ・コーラ社の『エメラルドマウンテンブレンド』もそのひとつで、FNCとの提携商品としてエメラルドマウンテンの商標とともに販売されています。
Hasta luego〜✋