世界遺産地域を含み、コーヒーの輸出に重要な港を擁する県
バジェ・デル・カウカ(以降バジェと記載)はコロンビアの南西に位置する県です。県都カリは、首都ボゴタ、メデジンに続き3番目に人口の多い重要な都市です。
様々な種類のrelief、荒野、河川、農業に適した火山性の岩と水はけの良い深い土壌が特徴です。
またバジェの北部地方は、ユネスコの世界遺産「コロンビアのコーヒーの文化的景観」の一部に認定されています。
コロンビアのコーヒーは、主にサンタマルタ、カルタヘナ、ブエナベントゥラの三つの港から輸出されていますが、中でもブエナベントゥラ港はここバジェ県にあります。
バジェはもちろん、キンディオ、ウィラ、トリマ、ナリーニョ、カルダス、リサラルダ、カウカなど近隣の県で生産されたコーヒーは、コーヒー精製が行われる場所からの輸送の時間が短く済むため、ブエナベントゥラの港から出荷されます。
この港からは(出荷量の多い順に)米国、日本、韓国、ヨーロッパ、カナダに向けてコーヒーを輸出しています。
主な収穫時期:3月〜6月(中央地域)および9月〜12月(北部)
標高:海抜1,200 – 1,800 m
平均気温:摂氏24度
年間雨量:2,300 mm
コーヒー生産者:23,474人
コーヒー作地面積:25,987ヘクタール
– アロマ:強い
– 香り:甘い
– ボディ:ミディアムハイ
– 酸味:中〜高
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